農家の方々
サンズファーム
千葉県銚子市で3代続く農家、サンズファームの寺井三郎さん。
17年ぶりに、4月に再開し、最初にさつまいもを分けていただいたのですが、そのやさしい味わいに驚きました。「こんなにやさしく甘くてとろけるさつまいもがあるんだと」と心から感動した瞬間でした。
そんなサンズファームの寺井三郎さんが、
自然栽培を始めたきっかけは、息子さんの小児喘息。
「家族に安心して食べさせられる野菜を作りたい」
その想いから、農薬や化学肥料に頼らない農業への挑戦が始まりました。
銚子の広大な畑で、現在は約30,000坪もの農地を管理。
そのうちの3分の1では、無農薬・無肥料・無堆肥の自然栽培に取り組まれています。
実際に畑を訪れると、まず驚くのは銚子の暖かな海の風と広大な畑。
風に揺れる葉の色、土の香り、そして畑全体に流れる空気がどこかやさしい。
「大事にしているのは土をいじめないこと」
寺井さんはそう話されていました。
土の力、水や太陽の力をできるだけ自然のまま活かしながら、ゆっくり時間をかけて野菜を育てる。
だからこそ、サンズファームさんの野菜は、えぐみが少なく、甘みや香りがまっすぐに伝わってきます。
May-Jin香母ショップでは、ただ「無農薬だから良い」「自然栽培だから特別」ということだけをお伝えしたいわけではありません。
私たちが本当に届けたいのは、その奥にある“生き方”です。
どんな人が、どんな想いで土に向き合っているのか。
どんな未来を願いながら、日々の畑に立っているのか。
食べものには、作り手の想いや、その土地の空気、人の在り方までも宿るように感じています。
May-Jinのミッションは、
「食を通して、“整う感覚”を届けること」。
それは単に健康のためだけではなく、忙しい毎日の中で、自分自身の感覚を少し取り戻していくことでもあります。
便利さや効率が優先される時代だからこそ、
自然のリズムに寄り添いながら育てられた野菜を口にすると、どこか心までほっと緩むような感覚があります。
サンズファームさんの畑には、まさにそんな空気が流れていました。
特に印象的だったのは、「農業は人を育てる仕事でもある」という姿勢でした。
サンズファームさんでは、働く方たちの環境づくりも大切にされていて、長時間労働に頼らず、より良い農業の形を模索されています。
また、耕作放棄地を借り受け、少しでも農地を守ろうとされている姿にも、深く胸を打たれました。
農業は、ただ野菜を作るだけではなく、土地を守り、人を守り、未来へつないでいく営み。
サンズファームさんの畑には、その想いが静かに息づいています。
そして今は、農場長の寺井洋道さんをはじめ、ご家族みなさんで農園を支えられています。
親から子へ、そして次の世代へ。
命を育てる農業が、丁寧に受け継がれていることに、大きな希望を感じます。
May-Jinが大切にしているのは、“命の背景ごと届ける”ということ。
どんな土で育ち、
どんな人が手をかけ、
どんな想いで届けられているのか。
その背景を知ることで、食べるという行為は、ただの消費ではなく、“命を受け取ること”へと変わっていくように思います。
「食べることは、生きること」
そんな当たり前だけれど大切なことを、改めて思い出させてくれる野菜たちです。
自然とともに生きること。
土を大切にすること。
未来へつないでいくこと。
そのすべては、特別な誰かだけのものではなく、私たちの日々の食卓ともつながっています。
私たちMay-Jinも、こうした生産者さんたちの想いを、食卓へ丁寧につないでいきたいと思っています。
安心して食べられるものを届けたい。
自然とともに生きる農業を未来へ残したい。
そして、“本来の自分に還っていくような食”を届けていきたい。
サンズファームさんの畑には、その願いと優しさ、そして命の力が、まっすぐに広がっています。





